千砂(胸像)
浅井真紀原型 ソニーマガジンズ(イベント・通販限定)
ノンスケール レジンキャストキット 全高約9cm


千砂(立像)
と一緒につくりました。こちらは胸像。見ての通り白黒版と彩色版、2コ製作です。

立像の方では浅井氏の細かい造形にため息が出ましたが、こちらはまた違うため息が。何というか、凄い所たくさんあるのですが、それら全部ひっくるめて、とても「似ている」。漫画の千砂の特徴を捉えまくっています。

で、1つはいつも通りのスガワラ流のつくりかたをしまして、こちらはまあ、良くも悪くも「いつも通り」。
でも実は、それではダメだと塗る前から感じてまして。私の塗りは漫画にはあわない。冬目景さんのタッチは、もっと荒くて、ザッザッとペンを走らせる音が聞こえるような、そんな感じ。一見粗雑にも見えて、でも表情そのものは細やかに捉えられていて、何より「力」がある、って感じ。(いや、ファンなもので。)浅井氏の「似ている造形」とあわせて、漫画のひとコマからそのまま抜け出したような千砂を目指して、白黒版が出来ました。

全ての色彩を廃し、肌色はレジン地のまま、クリアーのみ。髪は黒で塗った後ヤスリで削るという手法を採用。黒髪なのに白の面積やたら多いし。瞳や睫毛に関しても、一本の線でスッと描くのではなく、複数の極細線をまとめた感じで。意図的にムラ・かすれ・塗り残しをつくっています。瞳のエアーブラシ塗りも、今回はやってません。

新しい手法をたくさんブチ込んで、かわりに精密に綺麗にといういつものやり方を捨ててみましたが、それらは全て「一見粗雑にも見えて、でも表情そのものは細やかに捉えられていて、何より「力」がある、って感じ」これを表したかったから。上手いこと伝わると嬉しいのですが。